沖縄で辛ラーメンがバカ売れ スーパーでは売り切れも
1組の男女が卓上鍋をのぞき込みながら今か今かと出来上がりを待ち「ヌチカンパ~! 煮込んで、うま辛! 辛ラーメン」と締める。この間15秒、男女はしまくとぅばで話す。「地元に根差したCMを作るなら方言が面白いのでは」という県内TV局からの提案に、製造販売元の農心ジャパン(東京都、キム・デハ代表)がゴーサインを出したという。(政経部・平島夏実)
沖縄では、もともと北海道や鹿児島で流したものと同じ共通語版を使っていたが、2017年から年2回(2月と8~9月)、沖縄版を始めた。18年も2月に放送済みで、次回は9月に予定している。
沖縄版は、共通語版の映像にしまくとぅばのセリフをかぶせて作った。農心ジャパンの依頼を受けたCM制作会社が琉球放送と相談し、同局が放送するしまくとぅば関連のラジオ出演者が翻訳した。
セリフは、映像に合うよう字数を制限しながら意訳。「うまそうだな。もう食べようよ」と男性がじれったそうにつぶやく部分は「まーさぎさん。ふぇーく かまな」。卵が絡んだ熱々の辛ラーメンが大映りになるシーンには「ヌチカンパ~!」と挿入した。ヌチカンパーは、ヌチグスイ(命の薬)の中でも特に飲み物や食べ物について指す表現で、カンパーは英語でいえば驚きを表す「WOW(ワオ)」に当たるという。
CM業界関係者によると、商品を全国的に売るにはプロモーションを統一するのが一般的。地域限定版は珍しいが、沖縄はほかの地域に比べて地元愛や個性が強く、インパクトのあるCMが作りやすいという。
しまくとぅばは年代によって浸透度が違うため、辛ラーメンのCMに取り入れる際にも標準をどこに絞るか議論になったというが、結果オーライ。CM放送後、TV番組には「スーパーの辛ラーメンが売り切れている」との情報が寄せられたという。
CM流した番組に商品が売り切れてると報告?意味不明w
1年半ぐらい
Source: メシニュース
沖縄で辛ラーメンがバカ売れ スーパーでは売り切れも